学校へ行くとストレスに?まずは昼夜逆転を治したい

昼夜逆転治す

不登校に関する中学1年生のお子さんを持つ親御さんからの相談

【親御さん】:S様(母親) 【子供の年齢】: 12才 男子

 

不登校の期間

平成26年4月14日~

 

不登校の状況

最初の不登校は小学1年生の終わりに1ヶ月程ありそれから小学卒業まで何度か休むことはありましたが無事に卒業でき中学入学後4日程学校へ行きましたがそれ以降行っていません。

 

本人の気持ちを受け入れた時に学校に行くとストレスが溜まると気持ちを話してくれました。

 

ご相談内容

たくさん相談したい事がありますが今は朝をどうやっていけばいいか悩んでいます。

 

子供の気持ちを受け入れながらやっていこうとしていますがとても難しく、まずは毎日の生活の中で昼夜逆転しないようにせめて8時~10時頃までには起きようと起こしているのですがなかなか起きる事が出来ずにいます。

 

無理に起こすのは逆効果なのでしょうか?

 

起こし方は話しかけたりしながら時間も結構かかっています。起きたくない気持ちは伝わってくるのですが昼夜逆転してしまう前に午前中には起きて欲しいと思っています。宜しくお願いします致します。

 

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「昼夜逆転を治したい」への私からの回答

昼夜逆転を治すことに執着しない

追記:昼夜逆転について悩んでおられると思いますので追記します。

 

昼夜逆転する理由

まず、何故不登校の子供が昼夜逆転するかというのは、色々なサイトなどで書かれていますので詳しく書く必要は無いと思いますが、罪悪感から、朝家族が家を出ていくときに一緒にいたくない気持ちや、みんなが学校に行く時間に起きていたくないという気持ちがあります。

 

また、ネットやオンラインゲームにはまっている場合は、深夜の方が参加者が多いのでゲームをやっているうちに自然と昼夜逆転していきます。

 

昼夜逆転する理由は様々ありますが、それ自体は特別な事ではないことを理解してください。不登校やひきこもりの子供が昼夜逆転するのはごく自然な流れなのです。

 

なので、下で書いた通り、一通り注意はするが、朝起きてこなくても自然に生活する。目覚ましなどで自分で起きられる環境を整えるという対応で十分です。

 

昼夜逆転を治すには?

昼夜逆転を治すには、親が無理やり起こしたりしても却って関係が悪くなるばかりで解決に向かうケースはほとんどありません。

 

結局、不登校を解決するのも、昼夜逆転を治すのも本人の気持ちが無いといけません。

 

「学校へ行こうという気持ち」や「何かやりたい」という気持ちがあれば自然と朝起きるようになります。

 

なので、解決していく順番として、「まず昼夜逆転を治して、不登校問題を解決する」では無くて、「不登校問題を解決していく中で、自然に子供が起きるようになる」という事を目指してください。

 

そうしないと、昼夜逆転を治すことに執着して前に進めなくなってしまいます。

 

不登校・ひきこもり問題の解決については、子供の不登校・ひきこもりの根本的な原因と解決までの流れを、具体的な原因別の対応方法については「不登校の原因別対応法」をご覧ください。

 

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Sさんへの相談への回答

S様、はじめまして。カウンセラーの智子です。

 

まず、お子様ですが小学校1年の時に一度1か月ほど学校に行かれなかったことがあるとのこと、例えば学校に行く前にぐずる、体調が悪いなどのご様子だったのでしょうか。

 

お勉強の進み具合や担任の先生の面談などではどのようなお話をされたのかもお聞きしたい所ですが、1年生の終わりということでそれまでは普通に登校されていましたか?

 

またお子様は学校であった事をおうちでお話しされていましたでしょうか。小学校時代は、まだ手をかけてあげなくてはいけない時期です。

 

無事ご卒業出来たとしても6年間で学校行事やおうちで学校でその日にあったことを「聞いてあげる」ことはされておりましたでしょうか。

 

これはとても大事なことで、腫れがモノを使うように機嫌を損ねないで居ようと思ってはなりません。

 

現在は中学1年生ですが恐らく小学校からのサイクルが継続していると予想されますので、切り離しで考えることはなく継続しているものと考えます。

 

学校の何がストレスのなのか

学校に行くことがストレスというのは、「何がストレスなのか」を見極めることが大事になります。友人関係、決まった時間に行う学生生活そのもの、勉強、スポーツ。何かがあるはずです。

 

具体的に何がという部分をまず聞いてあげてください。

 

また、お母様またはお父様が一日をどのように過ごしていたのかを聞いてあげること。中学生は友人関係や部活動が一番楽しくなければならない時期の始まりですが多感な頃でもあります。

 

子供を朝起こすかどうかについて

規則正しい生活は当然のこと、夜は22時までには就寝する、朝は7時には起こすようにしてください。起きない場合はそのままで構いません。

 

お母様はご自身も規則正しい生活を始めて、ご自身の仕事を進めてください。

 

ただし、起きることができなければその日の時間の食事は片づけてしまってください。食事の時間にきちんと間に合うようなら、食卓につけるようなら一緒に食べる時間をとってあげましょう。

 

そのようにしていけば、学校でのメリハリ生活を休んでいても自宅で時間観念が戻せる訓練になります。

 

ただし、休めば休むほど学校は行きたくなくなりますので、友人や先生を通しての学校での様子をまずは情報として集めたり相談してみること。

 

お母様やご家族がお子さんの学校での様子を知らないのはいけません。

 

また、起こすよりも目覚ましをかける等、自力で起きられる努力をすること。

 

お子さんとは話せる状態のようですので、そのうえで「なぜ行きたくないのか」の原因を言葉で言えなければというような話しもしてあげましょう。交換日記でもいいので親とお子さんのコミュニケーションをとりましょう。

 

子供に朝起きる意思があるのに起きれない場合は、「朝起きられない3つの原因と解決方法」をご覧ください。

 

いただいた情報だけでは、よくつかめませんので一般的なお答えになりますが更に詳しい内容をいただければもう少し具体的なアドバイスが出来ると思います。

 

夏休みも規則正しく、いろんな行事に参加させるようにする方がベターです。休み明けに元気に登校するためにも1日1日の様子をみてあげてください。

 

「朝起きる」に関する記事

起立性調節障害の子供へ6つのの対応

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