学校に行くのがもう遅すぎると悩む高校生2年男子
お名前 Sさん 子供の年齢:高校2年17歳
子供の性別 :男子
不登校の期間:~6か月
高校生のお子さんの不登校に関する相談内容
今年の1月末から高校に行けません。2年に進級することはできました。新しいクラスになって本人は行きたいと思っています。
息子は気晴らしに何処かに出掛けたり、友人と話したり、相談したりすることが、苦手で、ほとんど家の中で過ごしています。個室はありません。
病院にも行きたがらず、キャンセル繰り返しています。一進一退しながら、4月にはコンタクトレンズを作りに行ったり、5月には部活に参加することができました。
いよいよ学校に行きたいと言っていた息子が、6月になって、学校の話をあまりしないで、スマホのゲームばかりしていました。
昨夜、息子から学校のことを考えるともう遅すぎると思ってしまい、つらくてどうしようもなくて何もできないと話してくれました。
やっと話してくれたのに、私なりに、私が、つらかった時にどうしたかを話すことしかできませんでした。
今までも、いよいよ行くというときに、やっぱり「いまさら、もう遅すぎる」と踏み出せないことを繰り返しています。この繰り返しから抜け出すには何が必要なのでしょうか?
カウンセラーからの返答
こんにちは。初めまして。カウンセラーのchacoと申します。宜しくお願い致します。
6ヶ月ほど学校に行けていない息子さんのことでのご相談との事ですが、このメールを送ってくださったのはお母様?でよろしいでしょうか。
病院に行きたがらない。最近頻繁にこのようなお話をよく聞きます。
「行く意味が分からない…少しも改善していないように感じる。」「病院に通いながら何とか学校に行っても結局お友達も出来ず、また元に戻ってしまう。」など
その方たちは共通している点があるのですが、どうせ言っても分かってもらえない、伝わらないという諦めの考え方が根底にあるように感じます。
息子さんがこのような状況の中、S様も心配や不安で気持ちにゆとりがないのは十分承知の上でお話をしますね。
背中を押して欲しいのではないか?
S様に本音を伝えてきたという事は、息子さんはS様の事を信頼しているのだと思います。今回、S様は自分が辛かった時の例えはお伝えする事が出来ましたね。
ただ、メールを拝見させて頂いて私が感じたのは息子さんは信頼のおけるS様に背中をポンと押して欲しいのではないでしょうか。
あなたなら大丈夫。と言ってもらいたいのかなと…
S様的にははっきり大丈夫と言ってしまって、もし行けなかったらどうしようと言うような思いもあるのかと思います。
でも子供は親の態度を瞬時にキャッチしますのでお母さんはどうせ無理だと思っているのかなあとやる気を引っ込めてしまうのです。
子供の勇気を信じてあげてください
見えないものを信じるって本当に難しいですが、まずは息子さんの行こうとする勇気を信じましょう。一進一退は仕方のない事です。そして、少しでも前に進んだ時には一つづつ褒めてあげてください。
「2年生に進級できて、ラッキーだったね。」「部活だけでも参加できるようになってエライね。」
そして、頑張ってみてダメな時もあるでしょう。そんな時は
「次は大丈夫。お母さんは信じているよ。」もしどうしてもダメな時でも「また対策を一緒に考えよう。」
希望を持たせあげるような言い方を徹底してみてください。そしてまずは親子間でコミニュケーションをたくさんとって、理解してもらうにはきちんと伝える事が大切なんだなという事。
理解し、される事はとても楽しい事なんだという事が分かってくるとお友達関係も改善されてくるのではないかと思いますよ。
頂いた文章から、感じた事をお返事しておりますので、すでに行動していらっしゃる場合は申し訳ありません。息子さんが1日も早く行動に移せる事を願っています。 chacoより
はじめまして、Sさん。後藤です。息子さんのこと、さぞかしご心配でしょう。私も過つては、息子の不登校で悩んだ経験を持つ母親のなで、Sさんのお気持ちはとてもよく解ります。
私の息子は、今はちゃんと社会人として頑張っています。ここまで来るのに、本当に長い時間がかかりましたが「これで良かった」と、今思うことができます。
ですからSさん、Sさんの息子さんも,今は悩んでおられていて苦しい時でしょうが、いつかはそこから、きっと抜け出すことができると信じてください。
息子さんは、今年1月から高校に行っておられないとのことですが、今回急に学校を休むようになられたのでしょうか?それとも小学校や中学校でも、今回のようなことはあったのでしょうか?
それから、「病院にも行きたがらず」とありますが、息子さんはご病気なのでしょうか?それが治る病気ならば、先ずそれを治すことを考えてあげなければなりませんし、もしも治らない病気ならば、それなりの精神的ケアが必要です。大切なことなので、是非ともお答えをお願いいたします。
学校に行くのに遅すぎるという事はありません
息子さんが、今どのような状態にあったとしても、人生に「もう遅すぎる」ということは決してありません。息子さんはまだ17歳です。仮に、今ここで何年か留年されたとしても、これからの長い人生の中のほんの僅かな時間にすぎません。そのことを、どうか息子さんが納得されるように話してあげてください。
しかし、息子さんが「もう遅すぎる」と息子さんご自身のお気持ちをSさんに話されたこと、そしてSさんが、Sさんご自身の辛かった経験について息子さんに話して差し上げることができたということは、本当によかったと思います。
お互いに、このような会話ができるお二人は理想的な親子関係にあると言えます。ですからSさんは、親として自信を持ってください。このまま息子さんに寄り添ってあげてください。
息子さんの話したいことを、息子さんが話したい時に聞いてあげてください。どうぞ、息子さんの辛いお気持ちに共感してあげてください。そして何より、Sさんがいつも笑顔で、自然体で息子さんに接してあげることが最も大切です。
息子さんがコンタクトレンズを作りに行かれたり、部活に参加されたりと、何とか外に出ようと努力しておられる姿はとても立派です。そのような時は、ぜひ息子さんを褒めてあげてください。
子供が辛そうな時は
しかし、それが息子さんにとって辛く苦しいことならば、無理はしないように言ってあげてください。今の学校がどうしても息子さんにはあわなくて、これ以上通うことが辛く、難しいということであれば、通信制高校に転校することも視野に入れられてはてはいかがでしょう?
息子さんがいつも家におられるということは、息子さんにとって家が唯一落ち着くことのできる場所だからです。
スマホばかりされていても、今は息子さんの、これからの長い人生のための充電期間だと思われて、長い目で見てあげてください。決して焦らないで、息子さんには今までどおりに、優しく接してあげてください。時間はかかると思われますが、いつか必ず解決すると信じて頑張りましょう。 後藤より
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不登校解決への近道を知るには
不登校解決への近道は、「子供に寄り添い、話を聞いてあげる事」です。
たったこれだけの事で効果はきちんと現れます。
あなたは「私はちゃんと子供の話を聞いている!」
と思うかもしれません。
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「子供の話を聞いてあげる、そして親子で一緒に答えを出す」
という方法で多くの親子が不登校の問題を解決している事例があります。
参考にして下さい。
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