引きこもりをどう解決し、社会復帰するか?

ひきこもり解決

では、ひきこもりを解決し社会復帰まで行くにはどうしたらいいか?流れを確認していきます。

 

まだ不登校・ひきこもりの根本原因を読んでない方は先にそちらをお読みください。

 

自分で出来る事、専門家に協力してもらうべき事を整理する

まず、ひきこもりは特に長期間になればなるほど社会復帰は難しくなります。

 

また、想像すれば分かると思いますが、長い間ひきこもっていた子供がいきなり学校に行ったり、アルバイトや派遣、正社員の仕事に就くまでには高いハードルがあります。

 

それは、本人の精神的な問題もありますし、元ひきこもりの子供が面接を突破し、雇ってもらえる職場というのも多くはありません。

 

ですので、親や家庭だけで解決しようとせず、部分的に専門家の力を借りることが社会復帰への近道と言えます。

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ひきこもり解決のために自分で出来る事

まずは、親であるあなた自身でも出来る事を紹介していきます。

 

もちろん、やることが難しかったり、自信がない場合は、この時点でカウンセラーなど専門家に相談することも必要です。

 

ひきこもり本人の心理を理解する

子供がひきこもってネットやゲームばかりしていると怠けているイメージが強いですが、本人には「ひきこもりたい気持ち」と「ひきこもりたくない気持ち」があることを理解してください。

 

子供自身、今の状況をあまり良くは思っておらず、できる事なら学校へいったり、仕事をしたいという気持ちがあることを知っておいてください。

 

子供と親が普通に会話が出来る環境を作る

まずは、親・家族とひきこもり本人とが普通に会話が出来る環境というのが必要です。

 

そのために、子供に伝えなくてはならないことを伝えていきます。当然話せない状況なので、手紙やメモなどで、根気よく続けていきます。

 

子供が嫌だと思う事を言わないと伝える

親と顔を合わせたくない理由で述べた子供が嫌だと思っていることを今後は一切言わない事を子供に伝えてください。

 

子供の希望を受け入れ応援する事を伝える

今後子供がどのような選択をしても、それが親の理想や期待通りでなくても、受け入れる事、応援して守っていくことを伝えてください。

 

ありのままの子供を愛している事、価値があることを伝える

今まで、子どもは親の期待に応えようと無理をしてきたのかもしれません。しかしそうではなく、ありのままの子供を愛している事、十分に価値があることを伝えてください。

 

こうする事で、子どもの強い思い込みを少しずつ解いていきます。

 

夫婦の時間・自分の時間を作り、明るい家庭を目指す

次は、家庭環境を整えていきます。あなた本人の趣味や仕事を始めてみる、また、夫婦としての時間を作り、大人として、夫婦として充実した生活を目指してください。

 

こうして、自然に明るくなる家庭作りを目指してください。ひきこもっている子供は部屋の外には敏感です。明るい家族、充実した親の雰囲気を敏感に感じとるようになります。

 

夫婦仲が悪い方はこちらもお読みください⇒不登校ひきこもりの解決のカギは夫婦のコミュニケーション

 

すぐには部屋から出てきません。

以上のように、親自身が出来る事、意識するべきことを根気よく続けてください。ただし、子供自身にも今までひきこもっていた意地というものがあります。

 

すぐに結果が出ないかもしれませんが、確実に良い方向に向かっていると信じて続けてください。

 

自分でできる事まとめ

以上のように、親として出来る事はそう多くはありません。

 

何故なら、子供に直接学校や仕事に行くように促しても良い結果にはならないからです。

 

直接働き掛けるのではなく、子供に伝えるべき事を伝える事、家庭を明るく、充実させることを根気良く続けてください。

 

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ひきこもり解決のために専門家に協力してもらうべき事

次は、カウンセラーなどの専門家に協力してもらうべき部分を書いていきます。

 

もちろん、専門家に相談している間も自分でできる事は継続してください。

 

子供が不登校やニートになった課程を整理する

まず、子どもがどのような過程で不登校やニートになったのか、その過程を整理することで、子どもがどんな事が苦手なのか、また誤った思い込みをしていないか、どうやってそれを解消していくか計画を検討してください。

 

これは、まだ子供がひきこもっている段階、明るい家庭を目指している段階で初めて下さい。

 

当然、子供と話ができない状況なので、親だけでは、なかなか正確に不登校やニートになった直接的なきっかけを掴むことはできないかもしれません。

 

なので、この部分は学校の先生や専門のカウンセラーと相談して、その経緯を掴み、苦手部分、思い込んでいることをどうやって解消していくか検討してください。

 

話せるようになったら子供の自己評価を上げる事に努める

子供と普通に話せる状況になったら、子供が学校や仕事などの社会復帰をするための自信回復に努めてください。

 

この部分に関しても、あなたは子育てのプロではないので、不安になると思います。

 

「この子の場合、どうやったら自己評価が上がり、自信を回復できるか」を専門家と相談しながらすすめてください。

 

子供に自信がつき、自己評価が上がってくれば、自然に「学校」や「自分のやりたい事に対して」前向きに進んでいくようになります。

 

もちろん、自信をつけていく過程で、フリースクールや保健室登校、適応指導教室、通信制高校へ通う事も視野に入れるのも良いです。

 

学校は気持ち次第で行けるが、仕事はそうはいかない

不登校の子供の場合、自信が回復することで、学校へ行く気持ちが高まっていき、自然と学校へ通えるかもしれませんが、仕事はそうはいきません。

 

通常の仕事は、自己評価だけではなく、他者に評価してもらわなくては行けません。

 

学校はお金を払っていく場所であり、様々な配慮をしてくれますが、仕事はお金を稼ぎに行くところなので、特別な配慮は通常期待できません。ではどうするか?

 

それは、ニート・ひきこもりの子供の就労支援を行っている団体に頼ってみる事です。

 

ニート・ひきこもりへの就労支援

今では、ニートや元ひきこもりの人に対して、職業訓練を行ったり、少しづつ働くという事を体験するための、就労支援をしているNPO団体があります。

 

いきなり、働き始めるのではなく、そういうサービスを利用して、徐々に他人と接することや、仕事をする感覚に慣れながら社会復帰を目指していけます。

 

就労支援を行っている団体として育て上げネットが有名です。

 

一度、近くにそういった団体が無いか探してみて下さい。

 

ひきこもりの解決と社会復帰まとめ

このように、子どもが不登校やニートから引きこもりになってしまったら、焦らず、まずは根本的な原因を知り、自分や家庭内で出来る事を事をコツコツ継続していって下さい。

 

それと同時に、子供について正確には分からない事、子育ての不安な部分、徐々に社会復帰を果たしていく部分に関しては、専門家や慈善団体の助けを借りて、解決への道を模索していって下さい。

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