子供との具体的な接し方~2つの話し方編

子どもへの話し方

ここまで「話の聞き方」「やってはいけない事」「子供が求めている3つの事」を学んできました。

 

話の聞き方は、実践してみましたか?是非、実践してみてくださいね。まずは、やりやすい人からがポイントです。それは、友達かもしれませんし、兄弟姉妹かもしれません。

 

ここで少し脱線して、私が学生の頃の個人的に印象的な出来事があったので、経験談を話したいと思います。

 

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カウンセラー育成の学校にいた頃、受講生の中で、習った日の夕方に、友達に会ったのでそこで悩みを打ち明けられてたそうです。

 

最初は習ったことを実践しようとがんばっていたのですが、いつの間にかいつものように、説教をしている自分になっていたのに、気付いたそうです。

 

ここで大切なポイントは、”気付いた”というのが、大きな成長なんです。

 

「話の聞き方」を知るまでは、そんなことを考えもせず取っていた行動に、自覚することができたんです。

 

問題の8割は、自覚した時点で、解決すると言われています。ですので、この自覚というのは、大きな成長なんです。

 

是非、できていない自分に気付いても、それを責めたり、落ち込んだりせずに、気付いたんだから、今度はもっと良いコミュニケーションがとることができるんだって前向きに捉えてくださいね。

 

子どもへの話し方

それでは、今回は、話し方をお伝えしていきます。

 

自分の本当の気持ちとは?

私達は、自分のことを伝えるのも、あまり上手ではありません。さらに言ってしまうと、自分が、本当には何を考えて、どういう気持ちなのかもよく分かっていないんです。

 

「いやいや、そんなことはないです」と思うかもしれませんが、本当にそうなんです。

 

本当は、「寂しい」という気持ちなのに、何か腹がたっていて、怒ってけんかになり、関係がこじれてしまったことは、ありませんか?

 

これも練習をしなければ、一体自分の本当の気持ちはどうなんだろうということは分からないので、何となく「自分が感じてる今の気持ちが、必ずしも本当の気持ちだとは限らない」ということを、頭の片隅で、覚えておいてもらえるといいと思います。

 

今日は、もう少し、入りやすいところからいきたいと思います。

 

1、ダブルバインド

「ダブルバインド」という言葉があります。

 

アルバートメラビアン(カリフォルニア大学ロサンゼルス校の心理学名誉教授)が発見したのですが、言葉以外にも、(言葉よりも影響が強く)感情や、ボディランゲージの方が、実は伝わっているということなんです。

 

「ダブルバインド」というのは、2重でメッセージが相手に伝わっているということになります。

 

つまり、言葉ではいいよーっと言ってはいるけれども、心の中は逆だと、何となく相手に伝わってしまうというケースのことです。聞き方にも、これは重要なので、覚えておいてくださいね。いい加減な気持ちで聴いていると、伝わります。

 

話を「伝えること」に戻すと、言葉だけを、こねくり回しても、無駄だということなんです。

 

自覚と発信

まずは、自分の気持ちを自覚すること。そして、それを、相手が聞きやすい形で、発信してあげるというこの2つが大事になってきます。

 

加えて、もし相手にやってほしいことなどあれば、最後に付けてもいいかと思います。

 

自分の気持ちは、分かっているようで実は自覚しようとしたことは、あまり無いと思います。これは、今の自分は、どんな気持ちなんだろうって、自分に聞いてあげることで、まずはいいと思います。

 

例えば、腹が立っている、不安である、悲しい、何だかもやもやするなどかもしれません。

 

2、話す言葉の主語を変える

次に、私達がよく日常生活の中でやっているのは、「あなたは、~」と言っているんです。自覚してほしいので、自分の話している言葉を、意識してください。

 

難しいときは、人が話しているのを聞いて、主語は誰になっているのかを、考えてください。

 

多くの場合は、"あなた"が主語になっています。

 

意識をしなければ、この主語は、変わることはありませんが今、これを読んでいるあなたは、変えることができます。

 

"あなた"はではなく、"わたし"に変えてみてください。

 

最初は、とまどうかもしれないので、紙に、何か具体的に書いてみるのを、お奨めします。

 

批判的・攻撃的に伝わりやすい

"あなた"が主語になってしまうと、どうしても相手には、批判・非難的に、もしかすると否定的や攻撃的にまで、言葉が伝わってしまうんです。

 

そうではなくて、"わたし"を主語にすると、自分がどう捉えて、どう感じたかを、素直に伝えることができます。

 

相手に余裕がないときを除いて、素直に伝えてもらえると、相手もとても楽に話を聞くことができるので、「そんなつもりじゃなかった」とか「そうじゃないんだよ」とか、もしかしたら、ストレートに謝ってくれるかもしれないくらい、とってもパワーがある方法なんです。


本当は理解し合えていない事を前提に会話してみる

私達は、分かっているようで、相手のことを、本当に分かることは、ほぼ不可能に近いです。

 

それを、少しでも分かり合うためには、言語によるコミュニケーションが必要ですし、大切になってきます。

 

本当には分かっていないんだということを前提で考えて、自分の受け取ったことを相手に伝えて、相手から返してもらうことで、ようやく、独りよがりではなく、本当に相手に一歩近づくことができます。

 

慣れてしまえば、一生使えます。

 

これができるかできないかで、随分、会話の質が変わってきますので、是非今回もチャレンジしてくださいね。

 

ここまで、話し方、聞き方をお話ししてきました。では次は「子供への愛」についてお話ししたいと思います。「子どもへの愛のある接し方とは

 

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