親としてどう考えるか?心構え 子供の不登校・ひきこもりを解消

子供が不登校になったら親はどうする?そもそも親の責任?

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親として、いじめや人間関係で悩み不登校やひきこもりになってしまった子供を救うためにどのような心構えで、どのように物事を考えていけばいいかを紹介していきます。

 

このカテゴリでは親としての意識の持ち方や考え方など精神的な部分を中心に書いています。

 

具体的な対応・行動に関しては不登校の原因別に対応の仕方を紹介したページがありますのでそちらをご覧ください。→不登校の原因別対応方法

 

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不登校やひきこもりは親や子供自身の責任ではありません

まず最初にお伝えしたいことは不登校やひきこもりは「あなたの責任ではない」もちろん子供の責任でもありません。なぜならあなたは子供のためを思っていろいろ情報を探しているのですよね?

 

子供の中で何かが大きく変わったからです

子供の変化

子供が登校していた状態から不登校の状態になった。これは何かが「大きく変わった」からです。

 

では何が変わったのか?あなたは子供が登校していた時から不登校の初期段階まで何か変わりましたか?おそらくそんなに変化はしてないと思います。

 

では学校が変わったのか?これも変化はないと思います。学校という組織に急に変化が起きることはあまりありません。

 

大きく変わったのは子供の内面です。思春期の子供には外面的な変化だけではなく、内面も大きく変化します。そして、その変化の仕方も人それぞれです。

 

子供が学校へ行かなくなったのはその内面の変化と学校が合わなくなったからです。その結果として、子どもは「学校へ行かない」という選択をしたわけです。

 

いわば子供にとって今「不登校の状態」が必要だったとも言えます。

 

あなたは「子供が不登校になったから何とかしなきゃ」と考えてらっしゃると思いますが、まず、今の子供を受け入れて子供がまた「何かやりたい」と考えるまで見守ることが大事です。

 

「こうなってほしい」を一旦置いといてみる

これから「子供の扱いを見直す」や「親自身が変わる」という内容を書いていきますが、その前に、「こうすれば子供が変わるからやろう」だとか「子供を変えるために私も変わろう」という「子供にこうなってほしい」という期待を一旦置いておいて考えてみてください。

 

子供自身も自分の事を考えています。

子供の考え

子供自身、本気でこのままずっと不登校やひきこもりのままで良いとは感じていません。

 

何かしら不安やモヤモヤを抱えていますし、「少し学校へ行ってみよう」だとか「仕事をやってみよう」「外へ出てみよう」という考えは少なからず頭によぎる瞬間があります。

 

しかし、その先を子供自身の頭の中で想像して「やっぱりやめよう」となってしまうのです。

 

これは今までの経験や私自身のひきこもり体験から感じた事です。

 

ですので、これから書いていくことは、子供が「何かやってみよう」と考えて実際に行動に移すまでをよりスムーズに行うために、あなたやあなたの家族が意識するべきことや考え方をアドバイスしたものになります。

 

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不登校は親の責任ではないが、学校復帰には親の当事者意識が必要

これまで述べてきたように、子どもの不登校は親や子供自身の責任ではありませんが、子どもが自信を回復し再び学校へ行くようになるためには親や家族の当事者意識が必要です。

 

親に責任が無いからと言って、学校へ復帰するのを子供や母親だけに任せるのも不登校を長期化させる要因です。

 

良く相談いただく例として、不登校の問題を「母親と子供の問題だと捉えている父親」がいます。

 

そうではなくて、子供の問題は「家族全体の問題」なのです。

 

父親と母親それぞれに役割があるのは当然ですが、何か問題が起こったとき、それぞれの親が当事者意識を持ち、一緒にサポートしていく姿勢が必要なのです。

 

夫婦間でコミュニケーションが取れていないのであれば、まずその問題から少しづつ解決していくことを考えてください。

 

親としての考え方心構えコンテンツ一覧

 

子供に対しての考え方

子供にしてはいけない事を知る/扱い方を見直す

子供が不登校になったら、つい親としては子供に対して登校を促したくなります。ですが、何かしら問題を抱えて苦しんでいる子供に対して考えなしに登校を強要しては逆効果になる恐れがあります。子供に学校に行くように促す前に一旦落ち着いて今の子供に対する扱い方を見直す時が来ているのかもしれません。

 

いったん今までの子供に対して感じている事をリセットして子供にどのような変化が起きているのか一緒に模索していくことが大事なのです。

 

「子供に対してしてはいけない事、子どもをどのように扱うか」について書いています。
⇒「克服のために親がして良い事とダメな事とは?」

 

子供を変えようとしない、自分や家族を見直してみる

不登校が続く不安・・・子供を何とか変えようとしがちです。「焦る気持ち」「不安な気持ち」すごくよく分かります。しかし、不登校・ひきこもりの状態にあるからこそ、親・夫婦・家族の言動には敏感になるものです。では、親であるあなたはどう変わるべきか、どのように接するかを考えていきます。

 

「敏感になる」という事はチャンスでもあります。親が変わればそれだけ子供にも影響が及ぶという事です。これを機会と捉え家族間、夫婦間の関係・コミュニケーションを見直す事を視野に入れていきましょう。

 

子供が不登校になるとどうなるか、親はどのように変わっていけばいいか書いています。
⇒「親が解決のためにできる事」を詳しく

 

親も自分の時間を持つ大切さ

子供は、どんなことがあっても、親が大好きなものです。その親が自分のことで、苦しんでいたり、悩んでいる姿は、余計に子供にとってプレッシャーになることがあります。

 

親としては、どうしても子供のために犠牲的になりがちなところを、もう少し自分に意識を向けることで親子の関係そのものを変えていけるお話をしたいと思います。
⇒「親として、自分自身で意識すること」を詳しく

 

より大きな枠組みでの「考え方」の提案

幸せの定義

 

1人1人、幸せの定義は異なるものです。特に、両親は子供に良かれと思って、いろいろと心を砕くものですが実際には、これだけ時代の流れが早い中では、かえって、それが大切な子供の心を苦しめるものになりかねません。せとは何かを問いかけながら、家族全員が幸せになれるお話をしたいと思います。
⇒「幸せの定義とは?」を詳しく

 

あるがままでOK

 

これは、子供にも親にも大切なことです。これができないとどんな問題が起こるのか、逆にできると、どんないいことがあるのかをお話したいと思います。カウンセリングで良く使う「あなたもOK 私もOK」という考え方についても詳しく説明します。
⇒「あるがままでOK!不登校のお子さんを持つ親御さんへ」を詳しく

 

自分の心とどう向き合うのか

 

喜怒哀楽の感情を、どう扱ってあげたらいいのか、誰からも教わらずに育ち、どうしても我慢をしてしまう人が多いです。それでは、どう扱ってあげるのかよいのかをお伝えしたいと思います。
⇒「自分の心とどう向き合うのか?」を詳しく

 

不登校、引きこもりは悪いこと?

 

不登校や引きこもりは、どうしてもネガティブはイメージや思い込みが強くありますが、本当にマイナス面なのでしょうか。視点を変えて、そこに眠っている贈り物に気付けるお話をしたいと思います。
⇒「不登校・ひきこもりは悪いこと?」を詳しく

 

大人になることの意味 ~自己責任と自由~

 

大人になると必ず誰もが葛藤する問題を取り上げながら、何が素晴らしいのかをお伝えしたいと思います。その中で、自己責任と自由という必ず訪れる壁について。
⇒「大人になることの意味とは? 自己責任と自由」を詳しく

 

インスピレーションを大切に

 

インスピレーションは、とても多くの素敵なものをもたらしてくれます。世間一般では、論理的であることが重要視されているように見えますが、インスピレーションの大切さをお伝えしながら、どうしてインスピレーションを多くの人は使えないのか、そして、論理的側面とどう合せて使っていけばいいのかを、お伝えしていきます。
⇒「インスピレーションを大切に!」を詳しく

 

犠牲をやめる

 

子供を大切に思うばかりに、自覚のない犠牲をしてしまっている場合が多くあります。ご両親の自然な姿が、子供にとってもいい影響を与えますので、それについて、お話したいと思います。
⇒「犠牲をやめる!子供への親の対応」を詳しく

 

試練のおとずれたら

何事も、うまくいき始めたと思ったときに、新たな試練がおとずれるものです。その試練について、正しく理解することで、より楽しみながら、乗り越えていけるお話しをしたいと思います。
⇒「試練が訪れた時はどうする?」を詳しく

 

既存の枠組みを超える

人は、知らず知らずのうちに、あるフレームによって、世界を見ています。それによって、ストレスに感じることや、感動することが違ってきたりします。そのフレームに気付くことで、自分と周りとの差異を感じ取ってもらい、その違っているからこそ素敵なんだということをお伝えしたいと思います。
⇒「既存の枠組みを超える」を詳しく

不登校は親の責任か?考え方、心構え記事一覧

子供にしてはいけない事・不登校

不登校の子供にしてはいけないこと不登校になった場合に、実際に親がしていいこと、してはいけないことを考えていきたいと思います。登校を強要すると・・・まず、してはいけないこととして、「登校を強要」してはいけないということです。特に年齢が幼ければ、力づくでということも、不可能ではないと思います。こうすることで、一時的に、子どもは登校するかもしれません。ただし、問題が結局は再発し、そして、再発した時にはも...

親子の不登校対策

焦る気持ちや不安なのは分かります。不登校になってから、子どもが、部屋に引きこもってしまっている。そして、登校は強制してはいけないと分かった。詳しくは前回の記事⇒不登校の子供にしてはいけないことでは、どうすればいいんだろうか?このまま、不登校が続き、学校にいけないまま、勉強の遅れを取り戻せずに、就職もできず、社会から取り残されて、引きこもったらどうしよう・・・。そして、自分達が死んだ後、一体この子は...

自分の時間・親

今どんな表情ですか?これまで、いろいろな話をしてきました。最初は、まずは子供が見ている世界をお伝えし、その後、聞き方や話し方を、そして学校や病院、仕事とのお付き合いの案もお話させていただきました。ここまできてですね、ふと振り返ってほしいのは、どんな表情をされていましたか?きっとですね、"はつらつとした笑顔"・・・ではないですよね。大切な子供さんのことだから、きっとすごく悩んで、心を痛めていらっしゃ...

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「子供に幸せになってほしい」それは、多くのご両親が抱いている、共通の想いです。その想いゆえに、子供に良かれと思っていろいろと心を砕き「こうしなさい」とか「こっちの方が、あなたの言っていることよりいい」などついつい、言ってしまいます。しかし、実際には、これだけ時代の流れが早い中では、ご両親の時代には正しいと思われていたものでも今はかえって、それが大切な子供の心を苦しめるものになりかねません。就職問題...

あるがままでOK。不登校の親子へ

ひきこもりになる根本原因とはで自己評価の低さが根本的な原因だと述べました。自己評価が低い子供は、他人から言われた些細な言葉に反応し、傷ついてしまいます。傷ついてしまう自分が悪い?それでは、傷ついてしまうのが悪いのでしょうか。いえ、そうではなくて、傷ついて終わってしまうことが、勿体無いのです。それは、そこから何かしら学ぶこと、もしくは、何かサインなどのことがあります。大切なことは傷ついて、自分を痛め...

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自分の本当の気持ちとは自分が今、本当はどんな気持ちなのか人に伝えることはできますか?自分のことだから分かっているようで、しかし、意外と分かっていないのが感情(気持ち・心)。特に男性は、男たるもの泣いてはだめだとか、弱音を吐いてはだめだと育てられることが多く感情を表現するのが一般的に得意ではありません。全く学校では教えてくれないことなのですが、自分の気持ちを知って、それを上手に伝えることができると、...

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不登校・ひきこもりへのイメージ不登校や引きこもりにはどうしても悪いイメージがまだまだ強くあるかもしれません。うつ病が、最近になるまでは、心が弱い人がなるものだっと誤解されていたのと同じように。実際にはその逆なんです。不登校や引きこもりの場合は、甘えているとか、怠けているとか、心が弱いとかそういったイメージが多いかもしれません。犯人探しは終わりにしましょうそして、もしかしたら、あなたは、何がいけなか...

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大人になること、それは昔はどこかで心待ちにしていたものだったように思えます。一人前として認めてもらえるとか、自分で選べるものや、自由になるものが増えるとか。しかし、今の子供達にとってはどうでしょうか。大人になりたくない、ピーターパン症候群という言葉が流行ったのはもうかなり前のことです。しかし、ニートという言葉も大人になりたくないという意味を含んでいると思います。今回は、大人になることによって得られ...

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論理的だけが正しいわけではないインスピレーションは、とても多くの素敵なものをもたらしてくれます。しかし、世間一般では論理的であることが重要視されているように見えますが、果たしてそうでしょうか?人は感情の動物とも言われていて、感情で買うと決めて、後から理由を付けると言われます。もちろん、論理の側面はとても重要です。人に説明するときや、調査や比較検討をするときなど論理的な側面は重要になってきます。論理...

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自覚の無い自己犠牲子供を大切に思うばかりに、ついつい自分のことをないがしろにしてはいませんか?最近は子供より自分のことを優先してしまう親がニュースにはなりますが、少なくとも、これを読んでいるあなたはそんなことはないです。子供のためになら、きっとどれだけ自分のお腹が空いていても、子供に自分のご飯をあげるでしょう。今の日本の食糧事情では上記のケースは稀だと思いますがきっとそこに理由は無くて、自覚のない...

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変化を楽しむ気持ちここまできて、何か変化が起こっている人もいれば、がんばっているけれど、何も変わっていない人もいると思います。何か変化が起こっている人は、是非それを楽しんでくださいね。そして、がんばっているけれど何も変わっていない人は、実は変わっているんだけれど自分では気付きにくいことだったり、その変化が顕在化していないだけで、実際には水面下では変化が起こっていることもありますので、気を落とさずに...

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無意識の内にある既成概念私達は、知らず知らずのうちに何かしらの既成概念を持ってしまいます。それは、進化し成長していく過程で身に付けたいいものなのですが、時にそれは、私達の世界を狭めてしまうこともあります。既成概念というのは一つ一つを確認していくのではなく、こういうものだと一括りにすることによって、効率化を図っているのです。効率化というのはいい側面もあるのですが、時に何かを決めて固定化してしまい、そ...

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